No. 1736 Tianfu Avenue North
Chengdu, 51 610041
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No. 88 CENTURY CITY BOULEVARD
Chengdu, 51 610041
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No. 208 West Tower, Century City Blvd, Gaoxin District
Chengdu, 51 610041
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No.5, The 1st Section of Western
2nd Ring Road, Wuhou District
Chengdu, 51 610041
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No.329 Yeshu Street, Jinjiang District
Chengdu, 51 610011
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231 Zhiquanduan, East Avenue,Jinjiang District
Chengdu, 51 610061
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No .111, Zhihui Street, Jinjiang District
Chengdu, 610016
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No.62, Airport South Fourth Road, Shuangliu District
Chengdu, 51 610200
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No.72 Daqiang West Street, Qingyang District
Chengdu, 51 610015
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No. 188, Wuke West 2nd Road, Wuhou District
Chengdu, 51 610041
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成都観光―シティガイド
成都へスローライフにめぐり会って、いかがでしょうか。
寛窄巷子で地元の人と一緒にお茶を飲む、錦里で川味料理の小喫(軽食)を食べる、武侯祠へ行って川劇俳優の技巧「変瞼」を眺める……親近感のある巴蜀方言との出会い、山椒と唐辛子の香り高い川味料理、目を見張る高層ビル群と古跡のコントラストなど、「天府の国」はきっとあなたの心を捉えることでしょう。成都は「世界のグルメ都市」としてユネスコ(国連教育科学文化機関)に公的認定されています。
古代より栄えた「天府の国」
成都は紀元前5世紀に建設された城郭都市で、今日に至るまで外郭が6重(六環)に拡張され、その内側3重(三環)までが新旧の建築が交錯する繁華な地域となっています。武候区にある武侯祠と各様式を持つ公園はロマンチックな憩いの場となっており、金牛区は食い倒れともいえる美食街です。青羊区では杜甫草堂や文殊院といった古跡のたたずまいが見事で、錦江区には時代の最先端にある繁栄した大都市の様相があります。各区域に独自の風情があり、各種各様の魅力が存在しています。
三環の外側にも成華、都江堰市などの広大な地域が成都を取り囲む衛星のように広がっており、ジャイアントパンダ繁殖研究基地、都江堰、青城山などの名勝は広く親しまれています。
成都で見逃がせないスポット
寛窄巷子は観光におすすめです。古代成都の容貌にも触れるし、蓉城(成都の別称、以下同じ)の悠然とした光景も楽しめます。本物の趣を味わいたいなら、ぜひ静謐な屋敷の中に足を踏み入れたり、あるいは通りに面した籐の椅子に気の向くまま腰かけたりしてみましょう。香り高いお茶を飲み、昆曲の歌を聴き、町の古い物語をおしゃべりして、悠然で静謐な光景のなかに身も心も溶け込んでいくことでしょう。
四川旅行で決して見逃せない可愛くて珍奇な国宝―それは、ジャイアントパンダです。
市街地からわずか10キロの場所にあるジャイアントパンダ繁殖研究基地は、世界的に有名なジャイアントパンダの繁殖と保護の拠点です。竹を抱くようにしてかじったり、木の上で休憩したり、悠々とお散歩したり…竹が繁茂する基地内はジャイアントパンダの憩いの居心地よい場所となっています。
おすすめスポット
成都のグルメ地図をめぐる食べ歩きであれ、緩やかな時間が流れる光景をぶらり散歩するのであれ、歩を緩め余暇の生活にふけるのが、蓉城遊覧の醍醐味です。
言い伝えによれば、両漢の時代すでに錦里の名が全国の商街道に知れ渡っていたといいます。今日に至っては、明末や清の初めに川西民居形式の錦里は観光客を集め始め、曲がりくねった路地に茶楼、旅館、料理店などがひしめき、水際の石橋では観光客が織り重なっています。
錦里を通り過ぎると諸葛亮、劉備など蜀漢の英雄を祭る武侯祠があります。三国時代の文化、または碑文や石刻にほれ込めば、きっとこの土地に心惹かれるでしょう。唐の時代からここにあった「蜀漢丞相諸葛武候祠堂碑」や、三国志各英傑の形と精神が両方ある土人形などを見て歩けば、あたかも戦火を交えたあの時代に遡ったかのような感覚を覚えます。
成都で数多い小喫の「中華老字号」(中華の老舗)を一気にめぐり歩きたいなら、鐘水餃(ラー油をタレに肉水餃子)、頼湯園(餡入りのもち米だんご)、韓包子(肉汁がたっぷりな肉饅頭)、龍抄手(ワンタン)がまとめて食べられる春熙路がおすすめです。この商業地区では大型ショッピングモールや老舗の店舗に事欠かず、地元の人々や観光客いずれにとっても楽しい場所です。香港の新聞「大公報」はこう書いています…「この都市の宝はどこにある?春煕路さ。―ファッションはどこにある?春煕路さ。―美女はどこにいる?春煕路さ。―ほかに行きたい場所がなければ?やっぱり春煕路さ」。
中国西南部のこの名都市では、竹林が美しくて、小川がさらさらと流れていて、景勝地は望江楼にとどまりません。四川大学は中国で最も美しい大学の一つとされ、イギリスなどの建築家が設計して20世紀初頭に建てられた「懐徳堂」や「懋徳堂」など、よく保全されている歴史的建築物が数多くあります。中国と西洋の融合、人文と自然の交錯、現代と古代のコントラストが格別な魅力といえるでしょう。
成都で滞在し、スローライフを楽しむ
旧市街にある古い街道、清代の屋敷、それから現代的なブティックマンションに至るまで、成都は「スローライフ」の概念を見直しています。伝統的で風格のある中国式邸宅から、地元の風情を加味した国際的高級ホテルに至るまで、成都ではあなたの心に叶う滞在場所がきっと見つかることでしょう。
武侯区に宿泊すれば、成都独特の古い街道を肌で感じられるだけでなく、蓉城本来の美食や民衆生活に触れることができ、武侯祠や錦里などの観光地からも近い距離にあります。九眼橋歓楽街の路地の隣には、インターコンチネンタル ホテルズ グループの華麗なホテル群があり、どこへ遊びに出かけるのにも便利です。
現代的な成都の生活を体験したければ、流行の最新である新世紀環球中心にチェックインしましょう。天堂島海洋楽園、新世紀ショッピングセンター、中央商務城、インターコンチネンタル ホテル は世界的にも最高水準の建築物であり、環球中心では食べる、飲む、遊ぶ、泊まるがすべて叶えます。現代成都のスローライフが体現できる楽園のような場所です。
双流空港は中国国内のハブ空港であり、交通は非常に便利で、成都市街地からは車でおよそ30分の道のりです。空港バスや路線バス、地下鉄などの公共交通機関も全て整備されています。空港のホテルを選べば帰途に便利なだけでなく、タイムズ アウトレットへのアクセスにも便利です。
成都のショッピングはあなた次第
巴蜀の郡の名は二千年以上不変であり、現代は内陸部における金融と経済の中心である成都では、魅力的な国際的ブランド店が軒を連ね、現代的で個性的な大型ショッピングモールは枚挙にいとまがなく、各種各様の中華老字号や旧市街の老舗が至る所にあります。
錦江区は成都で最も繁栄しているところです。街を歩けば物売りや値段を掛け合う声が飛び交い、余暇を楽しむ人々のおしゃべり声が耳に飛び込み、大変な賑わいとなっています。たくさんのブランド店や中華老字号がここに集まっています。壁をよじ登るパンダ像で有名なIFC国際金融センター、往時の民国建築で建造と改造が行われた遠洋太古里などはあまりにも有名で、各種高級店も出店されており、行ってみる価値があるでしょう。
西蜀の時代すでに存在したといわれる商業地区、錦里は、ショッピングによい場所です。皮影、瞼譜(隈取)、泥人形、切紙細工、葫芦画など手造りの工芸品を売る小さなお店がたくさんあり、品物の精巧さに驚きの連続です。錦里から300メートルほどのところにある蔵飾一条街に行けば、チベット民族の風情が目に飛び込んできます。数十件あるチベット物産店では、ユニークなチベット製品をたくさん買うことができます。
新世紀環球中心は、間違いなく新しい成都のランドマークです。建物の中には最新流行の各種国内ブランド店が集まっており、ワンストップショッピングに最適なところです。大型ショッピングモール同様の場所、タイムズ アウトレットでは、一年を通じてブランド衣服などを特価で販売しており、多くの客を引き付けています。
成都で食べる、美食に没頭する街
「麻(しびれ)、辣(辛味)、風味、香り」を尽くした四川料理(川菜)は、中国のみならず世界中の人に愛されている料理の系統です。麻辣風味の四川火鍋、街角の蒼蠅館子(庶民食堂)、世界で誉れ高い四川料理……食べ物が美味しい成都は、離れたくない街です。
成都に来たら、ぜひ汗だくになって四川風火鍋を食べてみてください。伝統的な毛肚(牛の第三胃)火鍋や新式の牛油火鍋など、四川火鍋の種類は百種類を超えます。また、あらゆるものが火鍋の食材となり、空を飛ぶもの、海を泳ぐもの、地を駆けるもの、すべて火鍋の中に入れ、しゃぶしゃぶできます。ゴマ油、オイスターソース、出汁と味の素、ニンニク、卵白など、調製による風味があるディップもあり、いろいろ試してみるのもおすすめです。ぜひお試す火鍋レストラン「錦城印象」、麻と辣の味で有名な「麻辣空間」、有名な「蜀九香」や「大宅門」など成都の火鍋料理店は数え切れず、必ずお気に入りのお店が見つかります。
蛋烘糕(卵や小麦粉や黒砂糖から焼いた点心)、葉児バ(バは米へんに巴、芥子菜と豚肉の炒めを餡にして皮がもちもち団子を、ひひらぎの葉で包む点心)、肖春巻(名字は肖のおばさんが作る春巻き)、龍抄手(ワンタン)、担担麺、夫妻肺片(牛タン、ハチの巣、キュウリなどでの辛味の和え物)、鐘水餃(ラー油をタレに肉水餃子)…成都人の食への情熱がこういう種々様々なメニューに垣間見えます。全市にあまねく存在するグルメの中でも、四川大学や西南交通大学周辺は特に有名な外食地域で、食いしん坊が一番満足できる場所です。
蒼蠅館子(庶民食堂)に一度も行かなければ、成都を訪れた意味がないとされています。一口噛めば溶けていく絶城芋児鶏(辛味の鶏肉鍋)、BBCでも取り上げられた明婷飯店、成都生まれなら大好きな小譚豆花(大豆デザートで有名な料理店)、一度は食べておきたい張嬢炭火焼肉など、蓉城を歩けばどこにでも四川料理があります。見えない曲がり角の先にも、驚きがたくさんあることでしょう。
成都のどこにでもある四川料理は外せないグルメですが、このほか西洋料理、日本料理、韓国料理といった国内外の様々な料理もすべて揃っています。
詩情あふれる街、成都を感じる
成都には、李白が「万戸千門入画図」と詠んだ美しい河川、杜甫が「花重錦官城」と吟じた活気あふれる生活があります。小説家の巴金もまた、川劇を見、旧市街を散歩し、小喫を味わい、三花(豚の脳の焼き物、豚足の煮物、豚の腎臓の炒め、)を食らいながらのんびり時を過ごしたのでしょう。
古くに「自古詩人例到蜀」(古くより詩人はあまねく蜀に至る)と言われ、詩歌文化は古来より成都で花開き、無数の文人詩人が書画をしたため、悠久の時を経て文章が残されています。杜甫は杜甫草堂に滞在した前後に240以上の詩歌を創作しました。今日では「北に『詩刊』あり、南に『星星詩刊』あり」と称される詩壇があり、成都の詩人は文字によって都市に彩りを添えています。
「変瞼」は川劇の舞台における技巧の一つです。本来見たり感じたりできない情緒や心理状態といったものを表現する「瞼譜」(隈取)を、一瞬で変化させます。川劇の離れ技を見たいなら、名優が集まっている青羊区の「蜀風雅韵」がおすすめです。
金沙遺跡博物館は青羊区にあり、周時代の四川地区文化遺跡が展示されています。館内には金器、銅器、玉器、漆木器、象牙、陶器など1万を超える非常に珍しい芸術品が所蔵されており、なかでも金箔で飾られた「太陽神鳥」のトーテムは、世界的に有名な宝物です。
成都の夜を遊ぶ、消えない街の灯
蓉城の宵は昔と変わらず賑やかです。灯火煌めき、光と影が交錯し、日中とはまた違った趣があります。仕事を終えた後、人々は誘い合ってトランプや麻雀を楽しんだり、公園に行ってお芝居を見物したりします。若い男性や女性も夕食後にバーに行き、思い思いの遊びに熱中します。
錦江河のほとりにある蘭桂坊と九眼橋のバーが並ぶ通りは、夜行性の人にとっては見逃せない場所です。同時に成都には、小さな居酒屋や手造りビールのバーもあり、歌手趙雷の歌「成都」の中の玉林路にある居酒屋や、錦綉路のビールカウンターなどがあります。おしゃれな人なら、クラウンプラザ成都 シティ センター(Crowne Plaza Chengdu City Center) 25階のスカイラウンジは押さえておきたい場所です。雲を散歩するかのような雰囲気の中で街の頂上から夜景を見下ろしながら、細部まで配合にこだわった各種カクテルを飲めば、気分はもう最高です。
おぼろ月の中ひそやかに戯曲茶館へ行き、熱いお茶を手に川劇や茶芸の演劇をゆっくりと鑑賞するのもよい気分転換になります。川劇には変瞼以外にも、火を吐く、滾灯(火を操る)など、目を見張るような離れ技があります。ホテルの中で伝統的な茶芸を楽しみたければ、インターコンチネンタル センチュリーシティ成都(InterContinental Century City Chengdu) にある青亭茶廊がおすすめで、ここでは高級なお茶を味わうこともできます。
美食も成都の夜を楽しむには欠かせない一部分です。夜半過ぎでも営業している四川火鍋や、胃と心を温める蹄花湯(豚足スープ)、また新鮮で香り高く辛いザリガニや、香ばしい匂いがたまらない串鍋など、成都の夜も格別に美味しいものが揃っています。
アクセス方法
成都には1つの空港と、2つの大きな鉄道の駅があります。
双流空港は市街地から約16キロの距離にあり、中国内陸部のハブ空港として、旅客と貨物の集散地になっています。交通はとても便利で、市街地までわずか30分ほどでアクセスできます。空港バス、タクシー、長距離バスなどの交通が連絡しています。
成都東駅と成都駅は、成都の鉄道ターミナルとなっています。成都東駅は東三環路にあり、地下鉄2号線と7号線、さらに路線バスが整備され、下車客は直接目的地へ行くことができます。成都駅は北二環路にあり、地下鉄1号線と7号線、さらに路線バスが整備され、やはり交通は非常に便利です。
味わい尽くせない四川料理の美食、底無しの人情味、自在に楽しむスローライフ……成都を訪れて、人目を忍んだ浮世の時間をゆっくりと楽しんでください。