No. 1 Auto Park South Road, Airport Industrial Park
Tianjin, TJ 300308
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No.55 Zhongxin Avenue Airport Industrial Park
Tianjin, TJ 300308
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Building 15, Zhiqin Apartment
No 115, Zhonghuan East Road
Tianjin
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Phoenix Shopping Mall A East Haihe Road, Hebei District
Tianjin, TJ 300141
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No.314 Jiefang South Road,Hexi District
Tianjin, TJ 300202
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No.26 Xizang Road, Heping District, Tianjin Province
Tianjin, TJ 300020
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No.1, Jintang second line, Dongli District
Tianjin, TJ 300300
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East to South Youyi Road, Xiqing District
Opposite to Tianjin Meijiang Convention Center
Tianjin, TJ 300221
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天津観光―シティガイド
天津はいにしえより「河海沖要(川と海がぶつかる要衝)」であり、今日では比類なく繁華な沿岸都市となっています。古今の文化を併せ持ちながら、中国と西洋の文明も天津を通じて融合しています。海河の西岸「市井が繋がり」ともいえる古文化街と異国情緒濃いイタリア風情の街は遥かに照り映えています。賑わいのある瓷房子(チャイナハウス)は、星屑のように光を放ち中国式陶磁器と、フランス式建築美と見事に融合しています。橋の上に建てられた大型観覧車「天津之眼」は海河をまたいで、この港湾都市を明るく照らしています。
古代天津の味わいと西洋の趣、そして明清風情と万国建築が共存し、中国と西洋の完璧な釣り合いがここ天津衛(17世紀の天津の呼び方)の観光を独特なものに仕立てています。古今を巡る旅はそれぞれに輝きがあり、中国と外国を渡り歩けばまた、それぞれが煌めきを放つことでしょう。
海河河畔にある華北地方の玄関口
海河が蛇行して流れる天津は中心市街を枢軸としています。和平区は現代天津における金融の中心地、河北区は歴史人物の故居が集まるところで、河東区は天津衛発祥の地であり、各区それぞれの風情があります。
渤海海岸にある濱海新区は天津の中核となるところで、貝殻堤が続く海岸風景は多くの観光客を呼んでいます。南北を取り囲む重要な位置に面積の広い薊州区、静海区、寧海区、武清区があり、いずれも古くは観光地、現在は商業の中心地となっています。
天津で見逃がせないスポット
永楽橋の上に天津之眼があります。120メートルの高さに及ぶこの観覧車からは周囲40キロにわたるパノラマビューが広がり、名実ともに「天津之眼」となっています。天津眼の左には油絵のように美しい津湾広場があります。独特な造形が有名な世紀鐘など天津のランドマークはすべて海河沿いにあり、訪れる人を魅了しています。
五大道は天津の旧租界に位置しています。巨大なヨーロッパ式の建築物が集まって作り出される昔の風景は、天津を訪れた際には見逃せません。辺りを歩けば百年を超える時間を飛び越え、天津衛の時代にさかのぼるかのようです。西洋式洋館の合間にはカフェやレストランがあり、午後の陽光を楽しむのにもよい場所です。
家族や友人と一緒に食事をするのなら古文化街がぜひおすすめです。コウプリパオズ(肉まん)、アードゥオヤーン(餡入り団子)、テキ氏のど飴、天津マーファー(捩じった小麦粉生地を揚げたもの)など本場の美食があふれています。ユニークな行程を楽しみたいなら馬可波羅広場を一回りしてみましょう。イタリア風情街にある民国時代の著名人の故居では多くの名士に出会えます。
おすすめスポット
「海河」は観光には必見です。まるで風景画のように美しい海河は発展した天津の市街地を東西に貫いています。沿岸には海河公園、有名なゴシック式の望海楼教会、雄大で壮観な「老龍頭」である天津駅など見所がたくさんあります。夜の海河が「沽水流霞(水面にネオンが映す様子は夕焼けのように)」と讃えられていることは特筆に値します。水面の流れが波となって陰影をつくり、両岸のまたたくネオンを反射するその光景は、まるではるか遠くの雲や霞を見ているかのようです。
テレビで幾度となく取り上げられている勧業場は、折衷主義様式のフランス建築です。フランス人建築家ミュレーの設計で1928年に完成しました。勧業場は今日も金融街に輝きを放つ宝石のような存在で、並び立つ新棟旧棟から明かりやネオンが煌々としている様子からは、「市場」の気が存分に感じられます。
周恩来総理の母校である南開大学は、1963年に建てられた本館は天津衛のランドマークとなる建築物です。全体の設計は左右対称で、気勢雄々しく輪郭は明快、また正面広場は活気にあふれ、ふわふわとした緑の芝生が広がっています。西洋の旋律に中国の詞をつけた南開校校歌は情熱的で感動する歌で、今日までたくさんの人に歌い継がれています。
万国建築に泊まる
天津の宿泊施設は民国様式の独特な洋館や現代的な豪華ホテルなど様々で、それぞれに違った滞在経験ができるでしょう。ここは中国と西洋文化の交差点であり、滞在中に世界諸国の風情を感じられます。
海河は天津に訪れ、特に初めて訪れる観光客にとって、宿泊地の選択として非常によい場所です。川沿いの素晴らしい景色が楽しめるだけでなく、いずれの観光地へもアクセスが便利で、海河公園、望海楼教会、「老竜頭」の天津駅はすぐ近くです。海河沿岸に位置するホテル インディゴ 天津海河(Hotel Indigo Tianjin Haihe)には、ドイツ風情の別荘であれ、航海史、映画史など異なるテーマに設計される部屋であれ、天津が持つ本来の特徴がホテル全体の設計に生かされております。宿泊しながら天津の歴史風情や多元的な文化の融合を体験できます。
イタリア風情街の隣にある津湾広場は万国建築が咲き誇る場所で、ここでしか味わえない宿泊体験ができます。バロック様式、古典主義、ロマン主義、折衷主義
など、独自の造形美を持つ西洋建築が目白押しです。これら建築物の中にはホテル、レストラン、バー、高級ブランド店舗があり、ひとたび夜になるととても賑わいを見せるところで、地元の人々と同じようなナイトライフを楽しむことができます。
濱海空港の交通は非常に便利で、長距離バス、路線バス、地下鉄など多くの路線が接続しています。空港周辺のホテルを選べば帰途に便利なだけでなく、天津市街地や濱海新区へも簡単にアクセスできます。
万国風情の中でショッピングを楽しむ
「先有天后宮、后有天津衛(まず天后宮があり、そして天津衛がある)」。天津の商業や貿易による繁栄は川と海の水運によってもたらされ、天后宫を中心とする古文化街には古き時代の商店の面影があります。老街に入っては、「中国の味、天津の味」の雰囲気がすぐ目の前に現れてきます。百店近い商店が「市井が繋がり」のごとく軒を連ね、楊柳青年画や、色鮮やかな「泥人張(粘土の人形)」や「風筝魏」と呼ばれる凧など、様々な工芸品が売られています。
和平区商店街は1905年に建設され、現在は国内外観光客にとってのショッピング天国になっています。各種流行品のあらゆる店舗が並び、高級品のショッピングにも困りません。優雅で煌びやかな白い建物付近には高級ブランド店が並び、細部まで洗練された陳列や設計が通る人々に美しい輝きを放っています。
大型アウトレットの佛羅倫薩小鎮の建築には、16世紀の古典イタリア様式が採用されています。ディスカウントショップが数百店舗あり、最新入荷の高級服飾品や運動用品、ブランド家具が取り扱われています。さらに彩り豊かな美食やローマ劇場もあり、食べる、飲む、遊ぶがそろった、ショッピングに没頭する最適の場所になっています。
天津で万国を食べ尽くす
中国と西洋の文化が融合する天津には全世界の美食が集まっています。伝統的な天津料理や一度食べると病みつきになる天津小喫(軽食)、さらに日本料理やイタリア式のデザート、中国各地の料理が満喫できる食街、ありとあらゆる世界料理が集まっている五大道など、天津では中国全土にとどまらず、全世界の料理を楽しむことができます。
天津の小喫には各地の特色が凝集されており、色や香りが絶品です。多彩な美食を一通り食べたいなら、南市食品街がおすすめです。「津門三絶(天津の三絶品)」といわれるコウプリパオズ、十八街マーファー、アードゥオヤーンはぜひ味わっておきたい品目です。
五大道や意大利風情街にも世界各地の美食が集まっています。袁世凱の孫娘である袁家惆さんが開いた蘇易士洋食レストランの牛肉の煮込みは絶品です。政教倶楽部洋食レストランはロシア料理好きにはうってつけで、福楼と馬克西姆も同様に行っておきたいお店です。このほかクラウンプラザ浜海天津の日本料理店霞では、新鮮な食材を毎日仕入れて調理しています。独創的な寿司や鉄板焼きなど、日本料理好きなら見逃せないお店です。
天津料理も非常に美味しく、市内のあちこちにお店があります。薄い塩味でさっぱりしながら酸味と甘みがあり、少しだけ辛みとしびれがあるのが特徴です。口コミで評判が高いお店の八大碗(八品の郷土料理)、四大パ(民間宴席)、冬令四珍(スズメ、しらす、天津紫カニ、黄ニラを原料の伝統料理)は食いしん坊なら見逃せません。
伝統祭事と有名人の故居
天津衛が設立された当初より、毎年旧暦の3月23日が「天后宮」海の女神の誕生日とされ、「皇会」のお祭りが催されてきました。流灯、高足踊り、旱船(フォークダンス)、ヤンガー、法鼓(伝統芸術)、中幡(旌)、獅子舞、武術などの異種多彩な演目は一見の価値があり、街角は大変な賑わいを見せます。
万国建築の中には歴史上の有名人が居を構えた小さな洋館や、激動の歳月を過ごした古い家が多数あります。梁啓超さんが亡くなる前の10年を過ごした自古い住宅や、劇作家の曹禺さんが巨作『雷雨』を書いた故居などです。天津ゆかりの名士の故居は主にイタリア風情街周辺に位置していますが、張学良故居は南部の濱江道付近にあります。
周鄧紀念館は風光明媚な水上公園風景区にあります。館内の豊富な収蔵品は特色がはっきりしており、周恩来、鄧頴両傑の祖国に捧げた栄光に輝く生涯、人民に全身全霊を尽くした尊い人柄、そして崇高な精神が生き生きと再現されています。今は亡き偉人の足跡をたどり風采を仰ぎ見るのであれば、この付近に位置しているインターコンチネンタル グループ のホテルに宿泊するのがいいでしょう。
夜の津門で遊ぶ
夜の天津は多彩な姿を見せます。天津之眼から市街を見下ろせば、海河上の遊覧船や五大道の露天レストラン、芳しい香りに満ちた深夜のグルメやそれぞれに特色があるバー、さらに万国を歌って旅するカラオケなど、「天津衛」の輝く栄華を余すところなく一覧することができます。
冬を除く春、夏、秋の季節は、津門租界が不夜城に一変します。それぞれに個性がある小さな洋風に後ろ髪を引かれつつ、特色ある各種バーを徘徊してみましょう。大人気のファッションバー昔唐や、香り高いビールを酔いつぶれるまで飲んでみたいMyBeerや、音楽に夢中な人が集まる13CLUBなどがおすすめです。ーティー好きなら、ホテル インディゴ 天津海河の地下一階のプール付近にあるバーカウンターは、プライベート パーティーを行うには最適です。
各種バーを楽しむほか、天津眼に乗って夜景を一望したり、友達と誘い合ってカラオケで朝まで歌って過ごしたり、また珍しい万国建築の中を思いつくままに歩いてみるのもいいでしょう。それぞれに特別な趣があります。
アクセス方法
天津には1つの空港と、3つのターミナル駅があります。濱海空港は市街地から約13キロの距離にあり、国際線は韓国、日本、東南アジア方面へ、また国内線は格安航空の基地としての一つとなっています。
天津駅、天津西駅、天津南駅は、3駅まとめて天津鉄路ハブと呼ばれています。津駅は市街中心にあり、津湾広場などのランドマークは駅を出てすぐです。天津西駅は市街の北西に位置し、地下鉄1号線が接続しています。天津南駅は高速鉄道の駅で、市街からは地下鉄3号線で少なくとも50分必要です。
天津眼の観覧車で港を遠くに眺め、「説学逗唱(落語や漫才などで必要とされる四つの技術)」の中に天津式のユーモアを感じ、万国建築を漫遊する……「万国建築博物館」の天津には一万とおりの旅があります。あなたの旅をぜひここで見つけてください。