2.74 mi (4.41km) from City Center
バンコクへの旅 – シティガイド
カラフルなトゥクトゥク、そびえ立つ高層ビル、黄金の寺院…バンコクは刺激がいっぱいの都市です。キラキラ輝くネオン街や色鮮やかなストリートマーケットと静寂な僧院が違和感なく共存し、新旧のバランスを絶妙に保っている様は、訪れる人々を魅了してやみません。
バンコク: 街並みと見どころ
バンコクの中心街は、チャオプラヤー川を挟んで東岸に広がっています。西岸はトンブリー地区です。ラックムアンなどの観光名所は、ラッタナーコーシン島の中央部にあります。運河に囲まれたこの島は、かつては王族の居住地でした。
ラッタナーコーシン島の北にあるのは、バンランプー地区です。多くのホテルが軒を連ね、旅行者の拠点となっています。王室の住居があるドゥシットは、政治の中心地でもあります。川沿いのヤワラートは、チャイナタウンとしても知られています。
南東へ足を延ばすと、高層オフィスビルや多くのホテルが建ち並ぶ現代的なシーロムやスクンビットに辿り着きます。サイアム・スクエアにはショッピングモールが密集しています。
観光を始めるなら、まず王宮へ行かれてみてはいかがでしょう。18世紀に王族の住居として建築された宮殿です。絶対に見逃せないのは、ワット・プラ・ケオです。14世紀に建てられた黄金の寺院で、エメラルドブッダが安置されています。チャオプラヤー川の向こう岸にそびえるのは「暁の寺」ことワット・アルンです。その仏塔はガラスと陶器で装飾されています。
コンシェルジュからのおすすめ…
● ワット・ポーの寝涅槃仏は全長46メートル、足の裏には真珠貝の裏面が使われており、福をもたらすという言い伝えがある絵で飾られています。
● ワット・トライミットの黄金仏陀は、全重量5トンの金で鋳造されています。
● 値切り交渉を楽しみたいなら、ダムヌンサドゥアック水上マーケットをおすすめします。
バンコクのレストラン
バンコクでは食に困ることはありません。ナイトマーケットの屋台で食べるシンプルな麺でも、冷房完備の高級レストランで食べる宮廷料理でも、香り豊かなハーブとスパイスがふんだんに使われた出来立てのおいしい食事を口にできるはずです。
タイ人は屋外で食べるのが大好きです。夜の訪れとともに、あちこちのナイトマーケットの屋台が鍋を熱し始め、街中に食欲をそそる香りが立ち込めます。バンランプーのマーケットでは、豊富な種類の味を楽しめます。有名店で洗練された郷土料理を味わいたいなら、地元客にも人気のチャイナタウンへ。タイ料理や中華料理レストランから典型的なストリートフードまで、何でも揃っています。
もっと高級なレストランに行ってみたい方は、スクンビットやシーロムへ足を延ばしてはいかがでしょう。世界最高のタイ料理や、フランスから中東まで様々な国の料理が堪能できます。
シェフからのおすすめ...
● トムヤムクン – ライムジュースとレモングラス、唐辛子で風味付けされた、エビの辛いスープです。
● ゲーン・デーン – タイのレッドカレー。スパイシーなココナッツソースで、通常は鶏肉入りです。
● ヤム・ヌア – 薄切りの牛肉を玉ねぎ、コリアンダー、ライムジュース、唐辛子と和えた温サラダです。
● ガパオ – 角切りにした鶏肉をタイバジルと唐辛子で炒めた料理です。
バンコクでのショッピング
バンコクでは観光客だけでなく地元の人々もお買い物によく繰り出します。たくさんのマーケットが存在するので、土産物やプレゼント、工芸品の値引き交渉にぜひ挑戦してみてください。定価販売のショッピングモールも数多くあり、国内外のブランド品が売られています。
小さな地元の商店や屋外マーケットはバンコクの至るところに点在しています。また、チャイナタウンには昔からのお店が集っています。
高級ブランドグッズや革製品、タイシルクをお探しなら、スクンビットのおしゃれなブティックがおすすめです。冷房が効いていて快適にお買い物ができます。また、今どきのショッピングスポットといえば、サイアム・スクエア周辺です。多くのショッピングモールの中でも、サイアム・パラゴンとセントラルワールドには合計約1,000店が軒を連ねています。
バンコクのおすすめナイトマーケット
● 約1万5千もの露店が並ぶチャトゥチャック・ウィークエンドマーケット。アンティーク品からハーブやスパイスまで、お手頃価格で手に入ります。
● 木曜から日曜にかけて開催するタラート・ロットファイ(鉄道市場)では、ヴィンテージカーや年代物のヒッピーファッションにめぐり会えます。珍しい記念品やコレクターズアイテムが揃っているので、掘り出し物が見つかるかもしれません。
● バンランプー地区のカオサン通りは、郷土土産や雑貨、格安ファッションが充実しています。
バンコクの文化芸能&ナイトライフ
タイ文化の中枢を担う首都バンコクには、素晴らしい美術館や博物館、ギャラリーが多数あります。夜は、現代演劇シアターや伝統的なタイ舞踊、地ビールを出すパブ、個性的なガストロバーをはじめ、DJ が最新のダンスミュージックを流す華やかなナイトクラブまで、幅広く体験できます。
タイの文化や歴史を知るなら、バンコク国立博物館のツアーがおすすめです。1874年にオープンしたこの博物館には、国宝級の芸術品が展示されています。
暗くなったらカオサン通りを散策してみましょう。賑やかなバーが多く並び、生演奏を聞かせてくれる店もあります。もっと落ち着いた場所で過ごしたいなら、シーロムやスクンビットの高級クラブやカクテルバーに足を運ばれてはいかがでしょう。
バンコクのおすすめナイトライフ
● ホテル・インディゴ・バンコクの26階、ルーフトップバー「チャー」は、カクテルを飲みながら素晴らしい景色を堪能できます。
● シーロムにあるサトーン・スクエアの39階、ダンスクラブ「セ・ラ・ヴィ」は、ヒップホップやハウス、ポップスなどのテーマナイトを開催しています。
● バー兼アートスペースのWTFバンコクでは、飲み物とタパスを楽しみながら、生演奏や詩の夕べなど様々なイベントに参加できます。
バンコクでのレジャー
バンコクといえばショッピングや寺院巡りが定番ですが、それだけではありません。リバークルーズから公園の散歩まで、ここでは誰もが楽しい時間を過ごせます。
緑豊かなルンピニー公園は、ピクニックをしたり、池でボートを借りたり、寛ぐには最適の場所です。チャオプラヤー川のサンセットクルーズもおすすめです。
シーライフ・バンコクでは、グラスボトムボート(底がガラス張りのボート)に乗って水槽を真上からのぞいたり、水中トンネルをくぐりながら頭上を泳ぐ亀を眺めたりできます。
バンコクからの日帰り旅行
● バンコクから車で北へわずか1時間半のアユタヤは、自然と文化、歴史に満ち溢れた美しい場所です。バンコクに首都が移る前まではシャム王国の首都だったこの地はユネスコ世界遺産としても登録されており、タイ最古級の寺院や王宮の遺跡群があります。
● チャオプラヤー川沿いに1時間北上すると、かつて歴代国王の避暑地だったバン・パイン宮殿があります。