0.3 mi (0.48km) from City Center
シティ ガイド
メルボルンへの旅行 – シティガイド
メルボルンはオーストラリア第二の都市で文化的で暮らしやすい街として知られます。個性あふれるブティックでショッピングを楽しんだり、水辺の公園でのんびりと日光浴をしたり、ゆったりと過ごせます。お手頃価格でありながら洗練された雰囲気のレストラン、入場無料の美術館や博物館が多数あり、演劇やミュージカル等の公演も年間を通して楽しめます。
メルボルン: 街並み
メルボルンはポート・フィリップ湾の北に碁盤の目状に広がる街です。大通りセント・キルダ・ロードは海岸沿いから始まり、途中、州政府が芸術特区として定めているアート区を通り、CBD と呼ばれる市街中心部まで続きます。
CBD の南端にはヤラ川が流れ、その対岸には王立植物園があります。川のすぐ北側には大きな広場、フェデレーション・スクエアがあり、それに隣接してフリンダース・ストリート駅が立ちます。広場は市民の憩いの場で、カフェ、レストラン、ミュージアムも周辺にあり、水辺のバーはいつも人でにぎわっています。大型画面が設置されており、大きなスポーツイベント等が頻繁に上映されています。
メルボルンのトップ・アトラクション
フェデレーション・スクエアにあるイアン・ポッター・センター はビクトリア国立美術館の分館で、オーストラリア美術を専門に展示しています。その隣にあるACMI (オーストラリア映像博物館) は映像とビデオアートに関する博物館です。レア物の古典作品から現代作品まで、いろいろな映像を毎日上映しています。
ヤラ川の対岸にある王立植物園は世界屈指の英国式庭園です。広大な園内には、多種多様な植物が栽培されており、ラン、ユーカリ、サボテンをはじめ、世界最大の花「ショクダイオオコンニャク」なども見られます。植物の種類は全部で1万2千種。造園設計された美しい湖畔でピクニックを楽しむのも一興です。
コンシェルジュからのおすすめ…
● ユーレカ・スカイデッキ88 から街を眺望してみてください。「ザ・エッジ」は、高さ300 メートルの建物の側面からせり出すガラスのキューブ。市街地の上空に宙づりになったようなスリルが味わえます。
● 世界的に有名なメルボルン・クリケット・グラウンド (MCG)。夏にはクリケット、冬には、オージー・フットボール(AFL)のホーム・グラウンドとなります。
● 旧メルボルン監獄ツアー。 オーストラリア犯罪史上に名を残すネッド・ケリーが1880年に処刑された陰鬱な石造りの建物です。
● 移民大国オーストラリアの歴史を学ぶことができる 移民博物館もぜひ訪れていただきたい場所です。
メルボルンのホテル
メルボルンの市街中心部は商業地区なだけではなく、ミュージアムやコンサート会場、劇場など、文化施設も集中しています。バーやナイトクラブもたくさんあり、夜も多くの人でにぎわいます。CBD を取り巻くように公園、庭園、川があり、ご家族連れや自然を楽しみたい方にも最適です。
CBD の南西地区は、繁華街から歩いてすぐですが、静かな一画です。ホテルも多数用意されており、サザンクロス駅 も間近です。当駅は近距離、長距離列車のターミナル駅で、バスターミナルも併設されています。もう一つの主要駅 フリンダース・ストリート駅からは近郊への列車が出ています。
メルボルン空港近くなら、 タラマリンにある4.5 星の「ホリデーイン・マルボルン・エアポート・ホテル」がおすすめ。市街地までは車で20分、大型アウトレットモールDFO エッセンドンまではわずか10分です。
メルボルンのレストラン
メルボルンはオーストラリア随一の食の都です。市街中心部と北部近郊には、洗練された高級店から気楽に入れるお店まで、様々なレストランが軒を並べます。提供するメニューも多彩です。“モダン・オーストラリア”料理とはオーストラリアの豊かな食材を活用しながら、ヨーロッパ料理の伝統とアジアのフレーバーを融合させたお料理。メルボルンに多いギリシャ、イタリア、東南アジアからの移民が持ち込んだ各国料理が、オーストラリアの食をさらに色鮮やかなものにしています。
CBD のフリンダース・レーンにはおしゃれなレストランやカフェがたくさんあります。Coda では、ベトナム料理とフランス料理を取り入れたモダン・オーストラリアン料理を、Supernormal ではアジア各国の料理をぜひご賞味ください。通りから一歩入ったArchway にはコーヒー、ベーグル、インドのストリートフードなどを提供するカフェが並んでいます。
中華料理はやはりチャイナタウンがおすすめです。リトル・バーク・ストリート脇の小径を入ると美味しいお店が集まっています。 三階建てのHuTong Dumpling Bar は地元の方に人気があります。ギリシャ料理店が集まっているのが、CBDの東側にあるロンズデール・ストリートです。イタリア料理店はカールトン周辺が中心ですが、バーク・ストリートの州議会議事堂近くにも良いお店があります。
シェフからのおすすめ...
● バッグス: オーストラリア原産の甲殻類。「バルメイン・バッグス」や「モートンベイ・バッグス」など、海老、蟹を蒸したり、グリルやバーベキューにしていただきます。Coda では、モートン・ベイ・バッグのソテー(焼きパイナップル、チリ、ライムベテル・リーフ添え)、The Atlantic ではシーフードカクテルがおすすめです。
● カンガルー: 数千年にわたって、オーストラリア原住民に食されてきたカンガルー肉。脂肪が少なく、ヘルシーで供給しやすい食材として最近広く普及しつつあります。The Royal Mail on Spencer やサウスバンクのThe Meat & Wine Co でヒレステーキがいただけます。
● バラマンディ: オーストラリア沿岸に生息する大型魚「アカメ」の一種。 The Atlantic、 Meat Fish Wine などの海鮮レストランやHunky Dory、Sea Salt などの良質なチェーン店でお試しください。
メルボルンでのショッピング
メルボルンは、現代的なショッピングセンターもあれば、昔の英国風のアーケード、個性を競うブティックもあり、多彩なショッピングが楽しめる街です。人々でにぎわう食料品のマーケットも滞在中一度は訪れてみたい場所です。
コリンズ・ストリートの「パリ・エンド」と呼ばれる一画にはシャネルやルイ・ヴィトン等の高級ブランド店が集中しています。フリンダース・レーンには、Alpha60、Kuwaii といった地元で人気の個性派ブティック、紳士服専門店、花屋、香水専門店などが並びます。レディースファッションならスワンストン・ストリートにあるGorman がおすすめ。メルボルンを拠点に活躍するデザイナーのお店です。明るく大胆な柄のオリジナルデザインが人気があります。
歩行者天国のバーク・ストリートには百貨店のMyer とDavid Jones が並びます。そこから路面電車(トラム)で西に行ったドックランズには、衣料品、家具、家庭用品、雑貨、電気機器の大型アウトレットショップが多数あります。
クイーンビクトリア・マーケットはメルボルンのシンボルの一つです。往時を今もしのばせる大きな建屋の中に600を越すショップが所狭しと並び、新鮮な食料品や惣菜のほか、衣料品やお土産に最適な小物や雑貨、アクセサリーなどが売られています。11月〜3月、6月〜8月にかけては、毎週水曜日の夜ナイト・マーケット が開かれます。ストリートフードの屋台が出たり、生演奏のイベントが行われたり活況を呈します。
帰国直前のお買い物に便利なのが、メルボルン国際空港から車ですぐのDFO エッセンドンです。大型複合施設内には、衣料品、鞄、家庭用品等、120以上のブランドアウトレットが出店しています。
メルボルンのショッピングセンターとアーケード
● Block Arcade: 美しく装飾された19世紀のアーケードで、宝飾店、靴屋、ティールーム 、チョコレート店が軒を並べます。
● Emporium Melbourne: ユニクロ、トップショップ、 Muji、シャネルなどが入っているメルボルンで一番新しいショッピングモールです。モダンでおしゃれなフードコートでは、ストリートフード風の屋台料理が楽しめます。
● Melbourne Central: 映画館、ボウリング場、フィットネスジム、ショッピングセンターが入った6階建ての複合施設です。
● Royal Arcade: 1861年に建てられた優雅なアーケードです。カフェ、ギフトショップ、美容院、ジュエリー、小物雑貨店などがあります。ウィンドウをのぞくだけでもワクワクします。
メルボルンのカルチャー & ナイトライフ
オーストラリアの文化の都、メルボルンでは年間を通して様々な音楽や演劇、美術展が開かれています。市街中心部の小径レーンウェイズには壁の穴と呼ばれる小さなカクテルラウンジや、屋上のバー、テーマ別のナイトクラブ等、大通りから外れて隠れ家のようなスポットがたくさんあります。
ヤラ川からすぐのメルボルン・アート区には公共のギャラリー(見学無料)やシアターがいくつもあります。醸造所だった建物を改装した Malthouse Theatre では現代劇を上演しており、すぐお隣りのACCA(オーストラリア現代美術センター) には海外や国内のコンテンポラリー・アーティストの作品が数多く展示されています。赤褐色のモダンな設計が目を引く建物です。
並木道のセント・キルダ・ロードにあるArts Centreではコンサート、演劇やコメディの上演が行われています。隣接するNGV (ビクトリア国立美術館) はオーストラリア最古の美術館で、世界中の美術品が収蔵されています。
美術館巡りの後は、Ponyfish Island、Arboryなど、川岸のバーでおくつろぎください。
メルボルンのライブミュージック
● 市街中心部にあるBennetts Lane は、チック・コリアからプリンスまで、多彩なアーティストが出演している老舗ジャズクラブです。
● もう一つの老舗、1929年にオープンしたForum Theatre は有名アーティスト、ロックバンドのコンサート会場として使われています。
● Melbourne Recital Centreでは、クラシック、ジャズ、ワールドミュージックのコンサートが開かれています。音楽だけでなく独創的な建築も観客を魅了する場所です。
● フリンダース・レーン近くのShebeen は非営利イベント会場で、オーストラリアの新進アーティストのギグやライブを安く見ることができます。入場料は開発途上国に寄付されます。
メルボルンでのレジャー
メルボルンはゆったりと時間が流れ、フレンドリーな雰囲気に包まれています。緑豊かな公園や多彩な文化イベント、洗練されたカフェ・シーンが訪れる人々を魅了します。大規模なフェスティバルでは、メルボルン・インターナショナル・コメディ・フェスティバル、ライターズ・フェスティバル、 MIFF 映画祭、総合芸術祭メルボルン・フェスティバル等があります。
市街中心部でゆっくりと一日を過ごしたいなら、CBDの北西エリアにある緑のオアシス、カールトン庭園を訪れてみてはいかがでしょう。美しく手入れされた花壇や池、噴水のある園内の散策や、併設されているユネスコ世界遺産登録の王立博覧会ビルの見学ツアー、 3DのIMAX シネマも楽しめます。
園内にはメルボルン博物館もあり、シロナガスクジラの骨格標本の展示、恐竜コーナー、熱帯雨林エリア、子供用展示室があります。
メルボルンは先端のストリート・アートも盛んな街で、裏通りのレーンウェイズや小さな通りではグラフィティやステンシルなどのポップアップ・アートが目に入ります。地元アーティストが催行するメルボルン・ストリート・アート・ツアーに参加すれば、知る人ぞ知る最新作を見て回ることができます。
メルボルンのバーとカフェ
● メルボルンはコーヒー好きが多い街です。エスプレッソであれ、ドリップフィルターであれ、スペシャルな味がいたるところでお楽しみいただけます。カフェPatricia や Altius で、エレガントな雰囲気に浸りながら、厳選された各種コーヒーをご堪能ください。
● 市街中心部の裏通りには小さな隠れ家バーがたくさんあります。ラッセル・プレイスのGin Palace、未来的な雰囲気のBar Ampere、Neapoli Wine Bar がおすすめです。
● メルボルンには高層建築物があまりなく、地形的にも平坦な街なので、天気の良い日には市街地から海が見えます。 Goldilocks、Siglo、 Rooftop Bar and Cinema の屋上バーでグラスを傾けながら素晴らしい眺めをお楽しみください。「Rooftop Bar」では12月〜4月の夜、映画を上映しています。