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パースへの旅行 – シティガイド
西オーストラリア州の州都、パースはインド洋に面する美しい街です。雄大な大自然とのんびりとしたライフスタイルで知られています。市街中心部はそれほど広くありませんが、鉱物関係の輸出で最近は飛躍的な経済発展を見せています。活気あるナイトライフや美術館巡り、ただのんびりと広大な緑を散策したり世界一流のビーチで寝そべるのもいいかもしれません。パースは訪れる方々を魅了する素敵な街です。
パース: 街並み
パースの街はゆったりと蛇行するスワン川と西オーストラリアの海岸線に沿って広がっています。市街中心部の西側、マウント・エリザ周辺に広がるキングス・パークは広大な自然と植物園から成り、頂上からは市街全体が眺望できます。
パースの新しいシンボル、エリザベス・キー はスワン川の北に位置するウォーターフロントの再開発地域で、CBD(中心商業地区)に隣接しています。レストランやバーが多数あり、ガラスの塔、 スワン・ベルを中心に一年を通じて様々なイベントが開催されています。公共交通網や川沿いの自転車道から簡単にアクセスできます。
フリーマントルはかつては独立した港町でした 。パースの街の発展にともない、現在では市の郊外となり、昔の面影を伝えています。週末はマーケットでにぎわい、海辺沿いにレストランも立ち並びます。もともとは牢獄として建てられたラウンドハウス が初期入植時代の歴史を感じさせます。
パースのトップ・アトラクション
西オーストラリア州立美術館、パース現代美術館、 西オーストラリア州立芸術劇場などの文化施設は市の中心部、ノースブリッジ地区に集中しています。ヘイ・ストリートやマレー・ストリートなど、ショッピングエリアからも徒歩圏内です。
キングス・パークの広大な園内には野生種の花々が咲き乱れ、遊歩道やピクニックエリアも完備されています。 園内には西オーストラリアの先住民の作品を集めたアボリジニ・アートギャラリー もあります。夏季には星空の下で映画を楽しむ屋外映画上映会「ムーンライト・シネマ」が開かれ、その他にも年間を通じてさまざまコンサートや子ども向きイベントが開催されます。自然のなかで身体を存分に動かしたい、という方は、マウント・エリザ頂上に続くコンクリートの階段「ジェイコブス・ラダー」を駆け上ってみてはいかがでしょう。242段あ
ります!
コンシェルジュからのおすすめ…
● サイテックは科学への興味を引き立てインタラクティブに学べる科学館です。プラネタリウムでは快適なリクライニングチェアに座り、南半球の夜空を眺めることができます。
● パース動物園にはアフリカのサバンナを模した広々とした柵囲いのエリアがあります。高架遊歩道からライオン、サイ、シマウマがのんびりと草を食む様子を見学できます。
● 鮮やかな黄色が目印の無料バスCAT に乗ってクライズブルックを訪れてみませんか? イースト・パース地区にある最新のウォーターフロント再開発地区で、川沿いに自転車道が走り、カフェや公園、児童公園などが並びます。
● 昔風の路面電車トラムに乗って街を車窓から眺めてください。ワイン好きの方は、西オーストラリアでもっとも歴史のあるワイン産地、スワン・バレー へまで足をのばされてはいかがでしょう。
パースのホテル
CBD と呼ばれる市街中心地はどこもウォーターフロントから徒歩圏内です。スワン川を見下す高層ホテルから、おしゃれなウェスト・エンド地区のブティック・ホテルまで、選択肢は多様です。CBD からリーダーヴィルの目抜き通り オックスフォード・ストリートまでは無料バスが運行しています。広々とした公園や並木通りが美しいスワン川南岸のサウス・パース地区へはフェリーも運航しています。
静かで落ち着いたひとときをお求めならCBD の東岸への宿泊をおすすめします。辺りにはオゾン・リザーブ、 ラングレー・パークなど、くつろげる空間があります。市内には他にも、スープリーム・コート・ガーデンズ、 クイーンズ・ガーデンズといった緑のオアシスが点在しています。西オーストラリア州クリケット協会のホームグラウンド (WACA) はイースト・パース地区にある歴史のあるグラウンドです。夜の試合時には煌煌と明かりが灯り、ふだんは静かな一画が幻想的な光で包まれます。
活気あるウェスト・エンド地区は パース・アリーナ、ブランド店が並ぶキング・ストリートやレストランが集中するマレー・ストリートのすぐ近くです。ウィスキー専門店 Varnish で「ピックルバック」をぐいっと飲みほしてから、Carnegie’s で深夜のカラオケやダンスをお楽しみください。
パースのレストラン
世界の一般的なパブとはひと味違うユニークなお料理が楽しめるのがパースのパブです。質の高い本格的な西洋料理のほか、地元のシェフが、アジアの近隣諸国の味覚を取り入れた独創性あふれる料理を提供しています。
CBD のメインストリート、セント・ジョージ・テラスには周囲のオフィスで働く人々に気軽なランチを提供するレストランが多数あります。そこでの注目株がGreenhouse です。心を温め、魂に栄養を与える食をテーマに、環境に優しい高品質なお料理が味わえます。
海辺の景色を眺めながらのお食事でしたら、シティ・ビーチのClancy’s Fish Pub や、店内醸造の地ビールがおいしいフリーマントルのLittle Creatures がおすすめです。
ホースシュー橋を渡りノースブリッジ地区のジェームス・ストリートにもレストラン、バー、クラブが多数あります。ウィリアム・ストリートには地元で人気のメキシコ風タパス・バー La Cholita があります。夜遅く小腹が空いたときに便利なのが飲茶専門店の New Moonです。ワゴンで運ばれて来る小皿料理からお好きなものを選んでください。
シェフからのおすすめ...
● Burswood Seafood では旬の時期にアワビが食べられます。解禁期に限り、免許をもつ地元のダイバーがパースの南海岸沖でアワビを採集し、その新鮮なアワビにパン粉をつけてバーベキューでいただきます。それが西オーストラリア流です。
● チョコレートとココナッツでコーティングしたスポンジケーキ「ラミントン」。オーストラリアならではのスイーツです。パース市内のベーカリーならほぼどこでも売っています。中でもSugar Hound の田舎風ラミントンは特におすすめ。土曜に開かれるスビ・ファーマーズ・マーケットで買うことができます。
● 様々な種類をちょっとずつ試したい、という方におすすめなのがCBD のTrustee 。スイーツ・ビュッフェがお楽しみいただけます。
パースでのショッピング
パースは独特なファッション感覚で知られています。ビーチ・カジュアルが基本とはいえ、北部郊外のリーダーヴィルやマウント・ローリーには地元デザイナーによる個性的でおしゃれなお店が揃っています。市内各所で開かれるマーケットでは、地元作家の工芸品とともに東南アジアからの輸入品も多く売られています。パースとアジア諸国との距離的な近さが実感できます。
国際的な高級ブランド店が集中しているのがウェスト・エンド地区のキング・ストリート周辺地区です。オーストラリア産真珠「サウスシー・パール」ならKailis はおすすめです。
ストリートウェアやヴィンテージ衣類、地元アーティスト製作の手工芸品などをお探しならノーズブリッジ地区のウィリアム・ストリートを散策してみてはいかがでしょう。珍しいアンティークやギフトならWilliam Topp は品揃え豊富です。
西オーストラリアならではの奇抜なセンスを実感できるのがフリーマントルのMANY 6160 です。かつては百貨店だったビルを展示スペース風に改造し、新進ブティックやスタジオ、オフィスが軒を連ねます。古くからあるフリーマントル・マーケット は金・土・日曜に開かれ150 の屋台が出店、地元の食材や食料品、お土産、工芸品などを売っています。
パースでお土産を買うなら...
● 雑貨や書籍、ジュエリーやアクセサリーを幅広く取り揃えたキングス・パーク内のAspects of Kings Park 。西オーストラリアの植物をモチーフにしたオリジナル小物がおすすめです。
● 毎月第一日曜日に開催されるボーフォート・ストリート・アート・マーケットは地元アーティストの作品が多く並びます。時間制で交代で出店できる“スーツケース・スポット”で、一点もののユニークなお土産が見つかるかもしれません。
● オーストラリアでもっとも古い造幣局パース・ ミントで硬貨や貴金属品をお求めになれます。オーストラリアの動植物やオーストラリア大陸を形どった珍しいコインはおすすめです。
パースのカルチャー & ナイトライフ
パースのナイトライフを満喫したいなら夏がベストです。屋外シネマ、ナイト・マーケットなど、夕方からのイベントがたくさんの観客を集めています。生演奏を聴かせる店も数多く、オーナーの個性が光るユニークなバーも市内全域で増えつつあります。
ノースブリッジ地区ジェームス・ストリート周辺にはレストラン、バー、クラブなどのナイトスポットが集中しています。コロニアル様式の建物にはパブBrass Monkey が入っていて屋外で飲むビールが格別です。Universal Bar でジャズやブルースの生演奏を楽しむこともできます。おしゃれな業界関係者が多いのがGeisha Bar ナイトクラブです(芸者さんはおりません、念のため)。Paramount には5つのダンスフロアがあり、お好きなスタイルの音楽で踊ることができます。
小さなバーや立ち飲みバーも人気があります。地元客でにぎわうMechanics Institute、 Ezra Pound、399 Bar などにぶらり立ち寄ってみてはいかがでしょう。
コッテスロー・ビーチの高級グルメレストランIndiana では、海に沈む雄大な夕日を見ながらディナーがお楽しみいただけます。階下の「IndiFish」は夏季限定のレストランです。地元のお客さんがフィッシュアンドチップスに舌鼓を打つお店です。
パースのライブミュージック
● パース・アリーナでは音楽やコメディなどの有名アーティストの公演のほか、スポーツイベントも開催されます。
● ジャズ好きならノース・パース地区のEllington Jazz Club はおすすめ。夜遅くまで営業しています。
● ウィリアム・ストリートのBird では、ヒップホップ、地元で人気のロックバンドの生演奏、スラム詩人の詩の朗読会など、ユニークなイベントが開かれます。
パースでのレジャー
パースはオーストラリアの州都の中でもっとも日照時間が長く、冬も温暖なため、海辺や川沿いで一年中遊ぶことができます。アウトドアライフ中心のライフスタイルに惹かれ、世界中から住人が集まっていることでも知られる街です。
パース沖合のロットネスト島行きのフェリーはCBD とフリーマントルから運航しています。島は野生動植物の宝庫で、カンガルーを小さくしたような有袋動物「クオッカ」が生息しています。撮影は許可されていますが、触ったり、餌をやったり[1] は禁物です。島を巡るには貸し自転車が便利です。ボートを借りて、人のいない静かなビーチや珊瑚礁に行くこともできます。
パース本土を離れずに珊瑚礁の美しさを見られるのが、トリッグ・ビーチから北に伸びるマーミオン・マリンパークです。Hillarys Boat Harbour から出るチャーター船で海の美しさを満喫してください。西オーストラリア水族館では、ガラス越しに迫力ある大型ザメに出会えます。
無料で楽しめるパースの野外イベント
● ノースブリッジ・プラザでは無料の映画上映や、その他のイベントが行われます。特に フリンジ・ワールド・フェスティバル開催中の1月と2月は大勢の人で賑わいます。
● ラングレー・パーク からは、祝日「オーストラリアの日」(1月26日)の花火ショースカイワークスがとてもよく見えます。川沿いにある公園で、年間を通して無料イベントやフェスティバルが開催されています。
● 3月の野外彫刻展 スカルプチャー・バイ・シー では、開催期間中、コッテスロー・ビーチに様々な現代美術が展示されます。
● キングス・パークでは毎日、無料のガイドツアーが催行されています。ビジターセンターには各種マップが用意されています。