289 Zhouping Road, Anping District
Tainan, 70841
台湾
No. 4 Zhongshan 1st Road, Xinxing District
Kaohsiung
台湾
No. 69, Zhongxing Rd., West District
Chiayi County
台湾
No.94 Tze Yu Road, Sec 2, Taichung
(hotel entrance is on Shuangshi Road)
Taichung, 400
台湾
No.28, Lane 33, Fuxing North 3rd Street, Xitun District
Taichung, 407
台湾
高雄観光―シティガイド
高雄は台湾のバンドに「不思議的浪漫愛城(想像を超えたロマンと愛の都)」と歌われて、美しい海と白い砂、青い空と海がある港湾都市です。銀色の砂浜に寄せては返す波、風に揺れる青々と茂った樹木、復古主義を兼ね備えた現代建築……高雄を歩いて、足が止まれば、目に入るものすべては、この美しい港町の見所です。黄金海岸線沿いに自転車を走らせると、映画のロケ地として人気がある真愛埠頭が見えてきます。中山大学の後方、西子湾に沈む夕日を鑑賞し、フェリーに乗って愛河を遊覧するひと時は、しばし日常を忘れさせてくれます。「光之穹頂」のきらびやかなステンドグラス、高雄85ビルで見下ろす全市街、六合夜市での楽しい食べ歩き、心から満足できる旅がここにあります。阿信(ロックバンド「五月天」のボーカリスト)の優しい歌声とともに高雄を旅しましょう。「不思議的」な街はすぐ目の前にあります。
ロマン気質あふれる港町
高雄は山を背に海を臨み、市街地は西部の平らな海岸に位置しています。東部は山脈が連なり、スケールの大きな森林峡谷や原始風景が生み出されています。愛河は、鼓山、塩テイ(「程」の「禾」が「土」)、前金などの旧市街を緩やかに流れて、「恋の都」高雄に愛情とロマンに満ちた美しい風景をもたらします。忠烈祠の前にある情人見晴らし台や西子湾の情人ダ(土へんに「乃」と「木」、「カップル席」と愛称され)は、鼓楼区にある恋愛の聖地です。芸術感に満ちた「城市光廊」というメイ(土へんに「攵」)瑰聖母聖殿司教座堂は文芸的な前金区の代表的スポットであり、駁二芸術特区とと真愛埠頭は塩テイ区でぜひ訪れたい場所です。
旧市街にある海岸の風景は一度訪れると立ち去りがたくなくなり、バラエティな光景は一度訪れてみる価値があります。レトロな観光として旗山老街、美濃などはもちろん、静かな山林を散策するロウ(草かんむりに「老」)濃溪、情人谷も訪れて損のないところです。
高雄で見逃がせないスポット
高雄に恋してしまうような捷運(地下鉄)の駅を知っていますか?高雄の「不思議」はこんなところで見つかります。美麗島駅は、スウェーデン ストックホルムの地下鉄駅などと共に、世界の美しい地下鉄の駅ベスト8の一つで、台湾映画のロケ地として人気があります。4500枚のステンドグラスによる巨大な芸術品「光之穹頂」(光のドーム)は、高雄の心を表すかのようです。濃厚でカラフルな光と影が、グランドピアノの演奏につれ絶え間なく変化し、神秘的なその雰囲気に通る人は目を奪われます。
駁二芸術特区は、「高雄を愛する十の理由の一つ」とアメリカCNNに絶賛されています。放棄されたコンテナ港が芸術家に再設計され、芸術、音楽、グルメなどが一体となった文芸空間として生まれ変わってきました。大胆な想像力による壁の落書きや芸術装置が施され、高雄設計節や好漢玩字節など前衛的な展覧会も開かれている駁二は、高雄では見逃せない芸術のランドマークとなっています。
高雄之眼は高雄海岸の景色を一望するのに最適です。回転する観覧車に乗って高雄の天空に触れてみれば、車の流れはネオンのように変わって輝きます。ドラマの俳優が愛を告白するシーンもここを舞台となりました。
おすすめスポット
自転車に乗って愛河の河口から西海岸へと出発してみましょう。真愛埠頭では愛を語るドラマのシーンが思い出されます。漁人埠頭通ってオープンカフェへ行き、海風を軽く感じながら午後のひと時をのんびりと過ごしましょう。黄昏時に西子湾に到着、ゆっくりと海に沈むのを眺め、美しい残照の下で恋人たちが防波堤にたたずんでいて、見切れないほど美しい景色です。
西子湾を望む小さな丘の上には打狗英国領事館があります。白窓、赤壁、ふわふわした緑の芝生とローマ式丸天井の下に、英国風情の醍醐味がたまりません。二階では「領事夫人の午後の紅茶」を飲んで、高雄市街と港の麗しい光景が眼下に広がります。
旗津半島は地元の人々がこよなく愛されるリゾート地で、鼓山フェリー乗り場から船でわずか5分の距離にあります。心地よい海風を感じて自転車を走らせれば、旗后天后宮、老砲台、灯台などの観光スポットをめぐることができます。少し疲れたら島の名物である三輪タクシーに乗り、レトロな魚市場へ行ってみましょう。賑やかな水産物市場を行き来すれば、昔と変わらない島の生活の一コマをのぞいてみることができます。
高雄でスローライフを満喫
現代的な雰囲気と文芸気質を併せ持つ高雄では、洗練された快適な豪華ホテルがある一方で、独自の趣向が凝らされた、高雄ならではの暖かみがある民宿もあります。いずれも南国のゆったりとした生活のリズムを感じることができるでしょう。
中央公園に宿泊すれば、付近には城市光廊、新崛江商業地区、ネット人気な珈琲館Jcafeなど、いずれも見逃がせないランドマークが歩いてすぐの場所にあります。この辺りのホテルに高雄市中心のロマンチックな繁華街から至近距離にあり、高雄のスタイリッシュな居住空間も体験できます。中央公園駅の出口正面にあるホテル インディゴ高雄セントラル パーク(Hotel Indigo Kaohsiung Central Park)は、高雄文化を愛する旅行者のパラダイスです。インテリアは高雄港のコンテナをコンセプトにしており、独特のloft感覚はまさに芸術的な桃源郷といったところです。芸術家や、起業家、ファッション業界、また映像業界の注目も集めています。
台湾に来たら人情味にあふれた特色ある民宿にぜひ泊まってみてください。台湾南部のランドマークである高雄85ビルには、独自の趣向を凝らした数多くの民宿が集まっています。個性的で味わい深い居住設計や、陽光眩しい港湾の風景、さらに高雄市民のおもてなしの心など、本物の高雄を目の前に感じることができます。
左営駅の交通はとても便利で、高速鉄道、台湾鉄路、捷運(地下鉄)、路線バスなど交通手段がたくさんあります。駅周辺のホテルは墾丁や台北への移動に便利なだけでなく、瑞豊夜市、高雄巨蛋、愛河之心などの観光スポットへも路線バスで10分です。
高雄のショッピングは、世界の流行品
高雄は国際的な貿易港であり、ショッピングの文化は欧米、日本、台湾が混然となって形成されています。夢時代購物中心(ドリームモール)は、流線形で魚の形をしたその独特な外観と高雄之眼によって、ショッピングや観光における高雄の新たな中心地になっています。大型主力店舗はイギリスのマークス&スペンサー、アメリカのトイザラス、日本のダイソーなど国際色満点で、世界の名品やヒット商品、流行の最新入荷品など、あらゆるものが揃っています。
台北の西門町や日本の原宿と同じように、高雄では新崛江商業地区が流行の代名詞となる場所で、前衛的でスタイリッシュな流行品や洗練された衣服があります。すぐ隣の玉竹商業地区も雰囲気がよく似ており、両地区全体で原宿のような風情を醸し出しています。
アウトレットで世界の一流品を取り扱っている義大世界購物広場は、ショッピング レジャーの新しいランドマークとなっており、数百店におよぶ国際的な有名ブランドはまさに圧巻です。
食は高雄にあり、台湾料理を味わう
高雄は台湾南部におけるグルメの代表地で、小喫(軽食)とシーフードで有名であり、小喫なら六合夜市、シーフードなら旗津島が特におすすめです。歴史が古い六和夜市は、台北の士林夜市と並び「台湾超ハン(大の下に力)夜市(台湾夜市の双璧)」と称されています。通りの端から端まで並ぶ屋台の数はおよそ200に及び、棺材板(棺桶パン)、オアチェン(カキオムレツ)、海鮮粥、臭豆腐(豆腐で作られる加工食品)など、美味しい食べ物に目が釘付けです。数多くの芸能人ご用達である鄭老牌の木瓜牛乳(パパイア牛乳)は、行列に並んでも飲みたい味です。
フェリーに乗って旗津半島の海産街に行ってみましょう。街角や路地で高雄のシーフードをお腹いっぱい食べることができます。評判の高い海鮮食堂が軒を連ね、生きている新鮮な魚介類がずらっと並んでいます。島の三宝とされる蟹、イカ、カラスミは選んだその場で焼いて食べることができ、他では味わえない高雄の幸です。
艶やかな高雄の夜
高雄眩い街の灯りと港の灯台が明るく輝き始めます。水面に光が反射する新光埠頭や愛河之心は見逃せません。高雄の美しい夜景を一望するには、高雄85ビルと高雄之眼が特に人気があり、大岡山も地元の人がこよなく愛する眺めの良い住宅地です。高層階にあるバーにも訪れる観光客が後を絶ちません。ホテル インディゴ高雄セントラル パーク(Hotel Indigo Kaohsiung Central Park)の高空バーPier No.1では、港の夜景を楽しむと同時にご当地特製のカクテルを楽しむことができ、高雄にしかない最高のひと時を過ごすことができます。
高雄港の近くにある漁人埠頭で「恋の都」を体験するのも素敵です。埠頭付近には倉庫を改造したオープンバーやカフェがあり、バンドの生演奏が毎日行われています。漁火が点々と見える埠頭の夜、グラスを傾けほろ酔いで音楽に身を任せてみましょう。賑やかにお酒を酌み交す、南国の夜にきっと満足することでしょう。
多元的な美食がある六合夜市はもちろん、地元の食いしん坊が出没する瑞豊夜市や、古いお店が最も多い光華夜市なども、夜の高雄食べ歩きにおすすめです。本物の台湾料理で深夜の胃を満たすことができます。
伝統と最先端が同時進行する高雄の文芸
高雄市の北東に位置する美濃小鎮は、高雄客家文化の縮図ともいえる場所です。伝統的な赤レンガの門楼、古い住宅の四合院、旧式手工芸品の老舗などがある永安老街に足を踏み入れると、美濃200余年の歴史を垣間見ることができます。タイムトンネルをくぐったかのようなこの道で、昔ながらの客家人の生活を覗いてみましょう。ここでは梅干扣肉(高菜漬け豚角肉)、姜糸大腸(ショウガホルモン炒め)など古くから親しまれている味わい深い客家料理を食べることもできます。
デザインや音楽の分野では、駁二芸術特区が高雄の代表的な芸術ランドマークになっています。各種芸術展覧会が不定期に開催されるのをはじめ、毎週末には流行歌手や個人活動のミュージシャンが公演を行います。巨大な倉庫の中で聞く音楽ライブは、高雄でできる特別な体験といえるでしょう。
高雄の書店や図書館のスタイルは場所によってさまざまです。特に誠品書店遠百店は読書家の聖地として有名であり、誠品生活美学が体験できる第一号店です。また「館中有樹、樹中有館(樹木と共存する図書館)」がコンセプトの高雄市立図書館総館は、豊富な蔵書とスタイリッシュな閲覧スペースで、高雄の文化ランドマークになっています。
アクセス方法
高雄には1つの空港と2つのターミナル駅があります。高雄国際空港は市街中心部から約7.5キロの距離にあり、捷運(地下鉄)紅線なら市街地まで20分未満でアクセスできる、台湾南部の重要な玄関口です。
高速鉄道の左営駅と台湾鉄路の新左営駅は高雄の二大主要駅(鉄路枢紐)で、捷運の左営駅も併設され、駅内に乗り換えができて、楽です。左営駅は左営区の半屏山山麓にあり、市街地から車で10~15分、美麗島まで捷運紅線で7駅と、目的地まで非常に便利になっています。
愛情深くロマンの色濃き風景、食べ切れないほどの小喫と美食、シーンで流れた風景……想像を超えるほど魅力的な高雄は、数え尽くせないロマンを携えつつ皆様のお越しをお待ちしています。